千葉から出ない旅2
2012年 08月 11日
それでもって、宿です。
実は、
「どっかみんなで行くかー。」
と言ったのが夏休に入ってからでして。
「お盆は混むから、その前のあたりか?」
てなことで、ちょいちょいネットを見てたり見てなかったりで時は過ぎ。
「まずい。ノープランすぎる」
「最悪、漫喫か?」
「だめだよ。ローカルすぎて漫喫あるとは限らん。」
てなことで、
「磯釣りセンターの近くの宿」
てだけで、決めました。ネット一発。ポン。ですわ。
「てか、この磯つりセンターに重きを置いた意味がわからん」
なセンターだったりもしましたが。
てへぺろ。としか言えん。
とても古い旅館でした。
仲居さんも皆さんご高齢。
多分、板さんもおじいさん。
そして、おかみは最長老。
来年は誰かいないかも・・・。
そんなプロフェッショナルなお宿。
古いスタイルの完全部屋食で思いのほかの旨さでした。
すごいぞ、板さん。
「あわびの踊り焼き」なるものがメイン。
生きたあわびを焼いて、バターとキャビアで食べるというなんだかすごいやつなんだが、
食べたことないから、どこら辺で食べていいのかの頃合いがまったくわからない。
「いいのかな。これで」←色が変わらないから焼けてるか不明。
「まだ、生きてんじゃない。」←箸でいじって虫の息確認。
「ジャリッとしたらやだな。」←アサリかっ。
うーむうーむ。
と三人でいじってたら、次の料理を出していた仲居さんが痺れを切らして
「貸してみて。」
「生きてるやつだから、半生でも大丈夫。焼きすぎたらだめ。こうこうしてこうこう。」
でテキパキと切りわける。
「ほー」
「すいません、私のも」
「こっちもお願いします。」
結局3人とも仲居さんに仕上げてもらいました。超美味しい。
なんか、年も年なんで、「おばあちゃんにやってもらう娘とその孫」状態。
仲居さんもだんだんタメ口だし。
その後出てきた「かさごの三度揚げ」
この宿の名物で、カサゴを三度揚げて、ふかひれスープをかけたもの。
これは、さらに超美味しい。
パリパリで頭からすべて食べられます。
「おいしー」
「これはすごいね」
絶賛です。千葉のローカル宿。あなどりがたし。
美味しいものを食べるとテンションあがるわー。てところに、
「おかみでございます。」
と、おかみが挨拶に登場。長老だ。
「本日はおこしいただきましてありがとうございます。なんたらかんたら・・・」
と色々お話をいただきまして。←結構長い。
「いくつなんだろ」
とぼんやり思ってたせいか、最後に
「お世話になります。」
というべきだろうところで、
「お元気で。」
といってしまいそうになり、
「お元気になります。」
とわけのわからないことを言ってしまったが、
おかみは言い切ったことに満足して聞いてないようでそのまま退場していきました。
まじで、お元気で。
あとは、卓球でオオジサーブ合戦をしたり、旅館の王道を満喫。さー。さー。
来年もここに来てもいいかも。な宿でした。なんでだろ。そんな宿。
by kinsan-vol2
| 2012-08-11 12:07
| 旅日誌④千葉編