ゆく人くる人
2010年 02月 28日
昨日は1号の高校剣道部の「三送会」(3年生を送る会)でした。
夏に引退した3年生との送別試合のあと、父兄も交えて軽食を取りつつの送別会。
引退後、坊主から必死で延ばして、普通のチャラ男君になった先輩たちに憧れの目を送る坊主君たち。
パーマっすか。ピアスっすか。いーっすね。みたいな。
それなりに全員進路も決まって、アルバイトしたりと、只今青春はじけてます。って感じよ。
スポ選組は、ある意味、幽閉されてたからねー。
でも思うのは、昔のスポコン少年少女みたいのは一人もいなくて、
「すきあれば、さぼっちゃえ。」的なノリがあるからか、
スポコン先生の目を盗むのに、みんな団結してたようで、
変にまとまりがよいっつーか、和気アイアイな感じなのよね。
きっと、「あと一歩及ばず」な成績の原因はここにあるんだろうな。うん。
ま、いいけど。
さて。
3年生が、一人ずつ、前で挨拶をしたんですが、
「何度も退部を試みましたが、ことごとく失敗しました。が、今日ここにたててよかったです。」とか、
「朝早いのに弁当を作ってくれたお母さん、ありがとうございました。時々八つ当たりしてごめんなさい。」とか
今の子は、オチをつけて話が出来るというか、うまいこと言うというか、緊張したりしないんだなーと感心しました。
再来年、うちの1号はどんな挨拶ができるのやら・・・。怖いような楽しみなような。
最後に3年生から先生に記念品と言って送ったのが、
「座椅子」。
顧問室に呼ばれては、どやしつけられながら、
「先生の座椅子、すげーボロボロ。」と全員思ってたそうで。。。
座椅子を見て、先生はとびきりの笑顔でした。
「ボロボロだとはわかってたんだが、それなりに思い入れがある座椅子だったんで、捨てるタイミンがなかったんだが、これで心置きなく捨てられる。
ほんとにうれしい。ありがとう。」
だって。
なんだか、先生と子供たちにしか通じない、心の入った贈り物ですごくいいなと思いました。
行きつけの武道具店に頼んで、座椅子のカバーに、学校名や先生の名前を刺繍してもらったそうで・・・。
武道具店も粋なことしてくれるじゃん。ねー。
この新しい座椅子の前で、これから1号たちはどやしつけられるわけですね。
そんな3年生たちに先生からの贈り物は
「木刀」。
「今後人生に迷ったら、これを見て考えろ。」だそうで。
さすが、剣道馬鹿。ってかんじだわ。先生。
木刀っていったら、普通は「武器」じゃないか?
いいのか?贈って。
と、懸念するのは、私だけなんだろうか・・・。
お開きになったあと、3年生はみんなで「打ち上げ、いくぞー。」と盛り上がってましたが、
全員で木刀持って街にくりだしたら、ちょっとヤバイのでは・・・。
卒業が台無しにならないことを祈るばかりです。
とりあえず、卒業、おめでとうございます。と、いっとく。
by kinsan-vol2
| 2010-02-28 12:45
| 隊員日誌