その者すでに墓穴あり。
2011年 04月 25日
出産したばかりでへその緒もついたままの赤ちゃんをほったらかして、男とでて行って帰らない母親がいました。
赤ちゃんは泣き声がよわくなって動かなくなり。て。
最近のニュースではありません。
我が家の勝手口で今朝おこった出来事ですがな。もう。
朝から変な泣き声がするなーと思って勝手口を開けて見たら、今まさに産まれたばかりの子猫が。
ミューミューと。
しかもその横でサカリがついてる猫二匹。ぎゃーぎゃーと。
ばか野郎。
猫には産後のひだちとかおかまいなしなんだろうが、それにしても野性てすごいわ。
「しっしっ」て言っても離れないし。
「しらんっ」とほおっておいて、2時間位して、覗いたら赤ちゃんだけ置き去りになってました。
コンクリートの上の赤ちゃんはもう動いてなくて。胎盤とかもついてるし。
哀れもあるけど、まず怖くて
「どどどーしよー」ですがな。
親が引き取りにくるかも。と望みを託して待てど暮らせど。
シーン(-_-)
遅く起きてきた2号にすがりつく。
「お母さん穴掘っておくから持ってきてもらえませんか」
「えー」
と言いながらもやってくれるから、あんたは好きよ。2号。
(1号はビビリなので、見ることすら出来ません。←部活だと逃げる女。)
ということで親子で埋葬準備。
うちの庭は、うさぎやハムスターに金魚多数が埋まった肥沃な土地でして。安らかに眠りやすいかと。
などと思いつつ、墓掘り作業。このくらいかな?もう少し深めかな?などと。
そこに遺体回収係の2号がやってきて、
「猫まだ生きてるよ。少し動くもん」
えっ。
虫の息でも埋めるわけにはいかないし。
どどどーしよー。
明るいところにおいておけば、親が取りに来るかもしれないし。
もはや天命を待つしかないか。
埋葬一時中断。
人夫たちは10時のお茶を飲む。
ズズー。
そして、お昼すぎ。
結果を覗きに行く。ドキドキ。タノム、イナクナッテテクレ。
…いました。
しかも蘇ってました。
ミューミュー。野性、おそるべし。
あの親にしてこの子ありか。
つーか、どどどーしよー。
続く。
by kinsan-vol2
| 2011-04-25 08:12
| 隊長日誌